1月25日から始まる都内ツアーを目前に控えたmitsuにインタビュー!
ツアー開催を考えたきっかけや現在の心境を全3回に渡ってお届けします。
interview:Kanako Itagaki
mitsu史上初! 週1開催のツアー
●ツアーをやろうと思ったきっかけはありますか?
「Re:BEAST」で振り切ったライブができたから、ここまできたら行こう! という。GOしたならGOしかない、という決意。左の道を選んだのに、やっぱり右もちょっと気になるな……みたいのはいやだから、とことんやろうと思った。今回はmitsu史上初の週1開催。前はイベントを含めて月3本が最多で、俺が月2本やるのが限界だから、1ヶ月のうちに1~2本しかやらない! って決めたのがソロになって3年目だったかな。それを壊す週1、月4本。合計6本。「Re:BEAST」で獣が出たのに、また檻に入れるのは意味わかんないから、さらに振り切っていこうと思った。「Re:BEAST」で自分本位になって、無料配信ライブで「ごめん、ありがとう!」をしたから、今度は「やっと会えたね」を言える機会を増やす。
●週に1回というのはソロでは初なんですね
初めて。なんでかというと、その頻度ではサポートメンバーのスケジュールを合わせて、会場を押さえるのがとても難しい。というか俺には無理。性格的にも(笑)
●では、今回のツアーが実現するのは奇跡的な感じでしょうか
今回のメンバーのスケジュールを確認して、合う日を全部押さえたという実情はあるんだけど、スタッフを含めたmitsuチームがこの2年で一番充実しているタイミングで、同じようなことを繰り返していると飽きちゃうから、無茶したいというか、刺激したい。あとは、獣が出たばかりでいきなりゴールになるのはつまらないから、出演したことのないライブハウスを巡るという、時代錯誤というか、所謂ドサ回りをあえてやりたいなと思った。
●このツアーのスケジュールや会場は青春っぽさが感じられます
そう。青春を取り戻すかのように、時代に逆行したことをやりたい。学生バンドとか、デビューしたてでやるようなツアーを。今回は都内ツアーだけど、これがもし全国になったら完全なドサ回り。でも全国でできるようになったら、ライブに来ることができない人を気にするんじゃなくて、俺が会いに行ける。今回のツアーにはそうなれたらいいなっていう願いも込めてる。振り切ったからにはちゃんと責任を持ってやっていきたい。来たくても来られない人に「悪いな!」という気持ちを持ちつつ「でも、待ってろよ」って言えるように。お互いに「会えないね」って言い続ける時間はもういらない。来られないなら俺が会いに行きたいし、「仕方ない」に慣れちゃうのもいやだから。「しょうがないよね」って言われると、「いやいや、悔しがってくれよ!」って思う。俺も悔しがりたいし。世の中の状況を敵わないものとするのが嫌い。なんでそっちの方が強い前提なの? って。だったら次は絶対こうしてやる! とか、敵わない相手に認定するのがいやだから抗いたい。手の届かないものには悔しさって湧いてこないでしょ? そうじゃなくて、ちゃんと悔しがりたい。諦めてた人とか、状況に慣れてしまった人もいると思うんだけど、悔しがる気持ちを取り戻したいな。
●ツアー、とても楽しみです
俺もです。

「ZEAL 4 ROMANCE」
【出演】
Vocal:mitsu
Guitar:夢時(eStrial / HOLLOWGRAM)
Bass : RENA(3470.mon / CRAZY PUNK KID)
Drum:風弥~Kazami~(DaizyStripper)
▼各公演詳細
1月25日(火) 下北沢CLUB251
2月4日(金) 下北沢CLUB251
2月10日(木) 新宿ANTIKNOCK
2月17日(木) 原宿RENON
2月22日(火) 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOON
3月2日(水) 渋谷REX