mitsuが公演中止を決めた際、その中でも何かできることがないか必死に考え抜いた末に出した決断が「無観客ライブ」だった。
2020年3月2日 渋谷REX「みつの日」。
新型コロナウイルス関連のニュースが日々飛び交う中、mitsuは公演を行うか否か判断に迫られていた。
何とかライブを決行しようと準備していた矢先、深夜に発表された政府からの新型コロナウイルスの感染拡大。
当日の朝まで寝ずに悩み抜いた末に、ファンの安全を第一に考え公演中止を決断したのだった。
公演を楽しみにしてくれているファンにできることはないのか。
現在、様々な状況に置かれ苦しんでいる人達に少しでも明るい希望を提示することができないのか。
公演中止を決めた際、その中でも何かできることがないか必死に考え抜いた末に出した決断が「無観客ライブ」だった。
もしかしたら、振替公演の方がよかったのかもしれない。
それでも、こんな状況だからこそ届けたい希望があった。その希望を届けるために「無観客ライブ」実行へと踏み切った。
しかし、観客のいないライブは、メンバー、スタッフ、ライブハウススタッフ一同、誰も経験したことがなかった。
「本当にうまくいくのか。」
不安や心配が渦巻く中、mitsuは、サポートメンバーやスタッフを集め作戦会議を行い
「このメンバー・スタッフだからこそできることがある。やれることは全て試そう。」と皆を鼓舞した。
“1人でも多くの人に音楽を通して希望を届けたい”
誰もがその一心で、自分にできることを最大限に考え準備を進めた。
より多くの人に見てもらえるように、Twitter、YouTube、Instagram、faniconにてライブを同時生配信を決行。
その場にいる全員が初めての経験。フロア一帯が緊張感に包まれ、ライブはスタートした。
もちろんフロアに観客は誰もいない。
何台ものカメラとスタッフ陣が見守る中、画面越しのファンにいつもと変わらぬ熱いライブを魅せるmitsu。
その想いに応えるかのように、たくさんのファンのコメントが配信画面に流れた。
MCでmitsuは本音を語った。
「本当は直接ファンのみんなに届けたいことがあった。だから公演中止は本当に心苦しかった。」と。
かつてmitsuが在籍していたバンドν[NEU]が今年の6月1日 Zepp DiverCity公演をきっかけに1年限定復活する。
1年前から決めていた5周年公演では、自身の過去を象徴するν[NEU]と、現在を象徴するソロ活動のmitsuを繋ぎ、新しい未来を創造する。
そんな今の自分にしか成し得ないライブができることを直接ファンに伝えたかったのである。
自身の想いを伝えたmitsuの瞳は未来を見据えていた。
自分達だけの力で決行した「無観客ライブ」。
“1人でも多くの人に音楽を通して希望を届けたい”
その想いはメンバー、スタッフ、ライブハウススタッフ一同、そしてファン。様々な人の協力のもと成し遂げることができた。
現在も配信アーカイブの再生数は伸び続けている。
苦渋の決断から生まれた奇跡の1日・「みつの日」無観客ライブ、あなたの目で見ていただきたい。
▼配信アーカイブ一覧
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